プライベートブラウジング は、Firefox の閲覧セッション中に保存される履歴、Cookie、フォームデータなどを制御するのに役立ちます。同じコンピューターで Firefox を使用する他者からあなたのオンライン行動を見えなくしますが、オンライン上で見えなくするわけではありません。

この記事では、プライベートブラウジングに関するよくある誤解を解き、実際に何をするのかを説明します。

プライベートブラウジングができることとできないこと

期待値を設定するために、Firefox のプライベートブラウジングでできることとできないことの簡単な比較を以下に示します:

誤解 1: プライベートブラウジング中はインターネット上で匿名になる

実際: プライベートブラウジングは、インターネット上の個人やその行動を隠すものではありません。これは Firefox がブラウジング行動をローカルに保存するのを防ぎますが、ウェブサイト、インターネットプロバイダー、雇用主、検索エンジンに対してあなたを匿名にするわけではありません。

インターネットサービスプロバイダー (ISP) はあなたの訪問についての情報を収集できます。仕事で端末を使用している場合、会社はあなたが閲覧したウェブサイトを監視できるでしょう。家でウェブを閲覧している場合、回線提供会社 (または、そのパートナー企業) はあなたがブラウジングした情報にアクセスできるでしょう。VPN (Virtual Private Network) だけが、あなたの位置やオンラインの行動を暗号化し、個人情報やデータを詮索の目から安全に守ります。オンラインで匿名でいる必要があり、IP アドレスをブロックしたい場合は、Mozilla VPN を試してください。

誤解 2: プライベートブラウジングはコンピューターからブラウジング行動のすべての形跡を削除する

実際: プライベートブラウジングは、プライベートウィンドウウインドウ 内にパスワード、Cookie、ブラウジング履歴を保存せずにブラウジングできます。ウェブサイトからファイルをダウンロードした場合、そのファイルはコンピューターに残りますが、Firefox のダウンロードマネージャーには表示されません。また、プライベートウィンドウウインドウ でウェブサイトをブックマークした場合、ブックマークリストに残るでしょう。

誤解 3: プライベートブラウジングはブラウジング履歴を表示せず、セッション後にブックマークとダウンロードが消える

実際: プライベートブラウジングモードでも、既定デフォルト では、アドレスバーへの入力に応じて訪問したサイトやブックマークを表示します。これらのページは、通常のブラウジング中に Firefox に保存されます。これらの候補を表示したくない場合は、Firefox の検索候補の表示機能 の手順に従って選択を解除できます。

さらに、プライベートブラウジング中にダウンロードしたファイルや保存したブックマークは端末に残ります。ウィンドウウインドウ を閉じても Firefox はこれらを削除しません (誤解 2 を参照)。履歴や Cookie のような一時的なブラウジングデータのみが削除されます。

誤解 4: プライベートブラウジングはマルウェアから保護してくれる

実際: プライベートブラウジングは、コンピューターにインストールされたマルウェアからあなたを保護しません。これは、あなた自身の端末でのアクティビティの痕跡を減らすように設計されています。悪意のあるサイトから安全を保つためには、Firefox のセキュリティ設定 が有効になっていることを確認してください。マルウェアが潜んでいる疑いがある場合、手順を追ってそれらを削除 し、再び動作させないようにしてください。

誤解 5: プライベートブラウジングは広告とトラッカーをブロックする

実際: プライベートブラウジングモードは、すべてのトラッカーを自動的にブロックするわけではありません。しかし、Firefox に組み込まれている 強化型トラッキング防止機能 は、通常のブラウジングでも有効であり、多くの種類のトラッキングに対する保護を提供します。

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