この記事では、Firefox から検索を行うと予期しないサイトが表示される現象について説明します。たとえば、Google で検索を行うと大量の広告のあるページにリダイレクトされたり、別の検索エンジンが使用されたりする場合です。
アドレスバーからの検索のみ影響を受ける場合
アドレスバーに用語が入力されると、Firefox は、それがウェブサイトのアドレスかどうか確認するためのリクエストを、ご使用のインターネットプロバイダーに送信します。ウェブサイトのアドレスでない場合、Firefox は既定の検索エンジンを使用して検索します (詳しい情報は Firefox のアドレスバーで検索する をご覧ください)。しかしながら、多くのインターネットプロバイダーは、代わりに自身の検索サイトへリダイレクトします。
また、ISP によっては、リダイレクトを行う "DNS アシスタンス" サービスを提供しています。その場合はサービスを解除できないか ISP に確認してみてください。
解除できない場合、ロケーションバーから検索を行うために次の回避策をとれます。
- ロケーションバーから検索をする場合、複数の単語を使用する。ロケーションバーに複数の単語が入力されたときは、Firefox は DNS のリクエストを行わず検索を始めます。そのため、検索エンジンに無視される単語 (例えばプラス記号 +) をダミーとして入力するとよいでしょう。たとえば、検索語が 1 語の場合に「+ 検索語」と入力します (+ と単語の間にスペースが必要です)。検索したい語が複数語の場合は「検索 キーワード」とそのまま入力するだけでよいでしょう。
- 検索エンジンを割り当てたキーワードで検索を行うスマートキーワードを利用することもできます。例えば、g キーワードは Google で検索を行えます。この場合は、「g 検索語」とロケーションバーに入力してください。スマートキーワードを使う方法は アドレスバーからニコニコ動画や Wikipedia などのサイト内を検索するには の記事を参照してください。
- ルータ機器を利用している場合は、DNS サーバの変更について ISP にお問い合わせください。
すべての検索が影響を受ける
検索バーから検索しても検索サイトから直接検索しても別のサイトにリダイレクトされる場合、コンピュータにウイルスやスパイウェア、トロイの木馬のようなマルウェアがインストールされていることが原因かもしれません。マルウェアを駆除する方法は、マルウェアが引き起こす問題のトラブルシューティング の記事をご覧ください。