パフォーマンス診断を実行すると、開発者は Thunderbird の高い CPU 使用率、速度低下、過剰なメモリー消費の原因を特定するのに役立ちます。始める前に、Thunderbird を トラブルシューティングモード で起動したときに問題が解消されるか確認してください。パフォーマンスチェックリスト を確認することも役立つでしょう。
診断の種類によっては、Thunderbird の開発版を使用する必要があります。これは Thunderbird ダウンロードページ から入手できます。
パフォーマンス診断では、パフォーマンスプロファイラーと呼ばれるツールを使用します。Thunderbird は Firefox プロファイラーを使用しているため、一部のダイアログウィンドウでは Firefox と表示されることがあります。Firefox プロファイラーのドキュメント は優れていますが、通常は、問題が発生した場合や起動時のプロファイリングのような特別なタスクを実行する必要がある場合を除き、参照する必要はありません。ドキュメント内で「Firefox」という単語が出てきた場合は、すべて「Thunderbird」と読み替えてください。
目次
パフォーマンスプロファイラーの準備
パフォーマンスプロファイラーは Developer Tools (開発ツール) の一部です。
開発ツールを開く
Thunderbird のメインウィンドウで、開発ツールを開きます:
- キーボードショートカット Ctrl + Shift + Icommand + option + I を使用するか、Thunderbird のメニューボタン
をクリックして を選択します。
- メニューから を選択します。接続要求のプロンプトが表示されます。
- 重要: 開発ツールが Thunderbird に接続できるようにするには、プロンプトで接続を承認する必要があります。
プロンプトウィンドウは、他の Thunderbird ウィンドウの背後に隠れている場合があります。
-
- OK をクリックします。Developer Tools (開発ツール) ウィンドウが開きます。現在のバージョンの Thunderbird では、 タブが表示されており、それをクリックすると ボタンが表示されます。
タブが表示されない場合:- F1 を押すか、ウィンドウの右上隅にある
ボタンをクリックして を選択します。開発ツールの設定ウィンドウが開きます。
- Default Developer Tools (標準の開発ツール) セクションで オプションが有効になっていることを確認します。有効になっていない場合:
- F1 を押すか、ウィンドウの右上隅にある
- 有効にしてから、開発ツールウィンドウの上部に表示される タブをクリックします。
プロファイラーの設定
プロファイラーの設定を行うには:
- Performance タブの下部にある Edit Settings… をクリックします。プロファイラー設定タブがアクティブな状態で Thunderbird ウィンドウが開きます。
- Profiler Settings セクションで、 ラジオボタン (nightly/trunk バージョンでは ボタン) を有効にします。他のオプションを変更すると、このボタンは自動的に無効になり、 ボタンが有効になります。
- Features セクションで、 チェックボックスを有効にします。
- プライバシーを保護したり、メモリー使用量を削減したりするには、下にスクロールして チェックボックスを無効にします。
- 必要に応じて他の設定を調整します。例:
- 高いメモリー使用量を診断している場合は、Thunderbird Daily で利用可能な Native Allocations オプションを変更します。
- 問題の再現に 1 分以上の記録が必要な場合や、追加のデータ収集が有効になっている場合は、バッファーサイズを 1 GB から 2 GB に増やし、サンプリング間隔を既定の 1 ms より長くします。
- ウィンドウコントロールを使用してプロファイラー設定ウィンドウを閉じます – や ボタンはありません。
パフォーマンス診断の記録
プロファイラーとテストシナリオの準備ができたら、パフォーマンス診断の記録と保存を開始できます。
- 開発ツールウィンドウの タブで、 ボタンをクリックします。
- 注記: ツールバーに警告アイコンが表示されることがあります。これをクリックすると、ウィンドウの下部にコンソールが開き、「Failed to get the active browserId while starting the profiler」というメッセージが表示されますが、これは無視してかまいません。
- 記録が開始されたら、すぐに Thunderbird のメインウィンドウに戻り、テストシナリオのアクションを実行します。
- 終了したら、すぐに開発ツールウィンドウに戻り、 をクリックしてデータ収集を停止します。短い Capturing profile メッセージが表示された後、記録されたデータを表示する Firefox プロファイラーウィンドウが表示されます。
パフォーマンス診断結果の保存と共有
パフォーマンス診断の結果を保存して共有するには:
- プロファイラーウィンドウの右上隅にある ボタンをクリックします。
-
- 「Share Performance Profile」パネルで、含めたい個人情報のチェックボックスを選択します。既定では、パフォーマンスプロファイルに個人情報は含まれません。
-
-
ボタンをクリックして、JSON ファイルをローカルに保存します。その後、メールで送信したり、バグ報告に添付したりできます。
-
ボタンをクリックしてプロファイルを Firefox プロファイラー リポジトリーにアップロードし、直接リンク (パーマリンク) を生成します。リンクは、プロファイラーウィンドウの ボタンをクリックすると利用可能になります。それをコピーして開発者や問題の診断を手伝ってくれる他の人と共有したり、Bugzilla (BMO) の新規または既存の バグ報告 に添付したりできます。
-
- パフォーマンスプロファイラーウィンドウを閉じます。
- 開発ツールウィンドウを閉じます。
Thunderbird の起動と終了の診断
起動または終了の診断には、特別でとても簡単な手順 に従う必要があります。前述のとおり、「Firefox」という単語が出てきた場合は、すべて「Thunderbird」と読み替えてください。