Thunderbird には、メッセージの索引作成機能と “Gloda” (“Global database” の略) と呼ばれる検索システムが搭載されています。このシステムは、検索パフォーマンスを向上させ、高性能な全文検索機能を提供し、様々な条件に基づいてメッセージを含めたり除外したりできるファセット (分類) 形式で結果を表示します。
グローバル検索は、メッセージが格納されているフォルダやアカウントに拘らず、すべてのメッセージを対象にして検索します。一方で、クイックフィルタ は、現在のメッセージ一覧から検索するために使用されます (クイックフィルタの使い方については、クイックフィルターバー の記事をご覧ください)。
目次
グローバル検索は、デフォルトで有効になっています。グローバル検索のテキストボックスは、クイックフィルタバーの上にあるツールバーの右側にあります。
グローバル検索を無効にするには、
をクリックし、 を選択して 索引作成 セクションまでスクロールダウンしてください。グローバル検索と索引作成を有効にする の隣にあるチェックボックスのチェックを外します。
この検索は、すべてのメッセージ内のすべてのフィールドが対象になります: 件名、メッセージ本文、差出人のアドレス、宛先のアドレスなど。検索語句は大文字小文字を区別しません – “thunderbird” を検索すると、メッセージに含まれる “thunderbird” と “Thunderbird” の両方が検索結果に現れます。
検索項目の末尾にワイルドカード文字 “*” を使用しても機能しない場合があります。現在のところ、結果に一貫性がありません。
検索結果は新しいタブに表示され、様々な条件 (ファセット) で結果を絞り込むことができます。
検索語
検索は語 (term) に対して行われます。語とは、「文字列」としても知られるテキストの一部です。語 は、何を検索できるか、検索結果がどのように表示されるかに影響するため、理解することが重要です。Gloda グローバル検索の 索引作成 プロセスは、文字列を受け取り、それを語に分割します。これは、区切り文字、文字列の長さ、語幹処理 (ステミング) の影響を受けます。
区切り文字 は、文字列の両側にある句読点やスペースで、検索語を生成するために使用されます。例えば、以下を含むメッセージは、
-
123.456.987 000
「123」「456」「987」の検索語が索引付けされます。索引作成の目的では、使用される句読点の種類 (コンマ、ピリオド、疑問符など) もその位置も問題になりません。同様に、検索プロセスは使用される句読点に依存しないため、以下のいずれかで検索すると、上記のメッセージの例が見つかります:
-
456.987 456!987."456!987."
1 文字または 2 文字の語 は索引付けされません。gloda が索引付けする最小の語は 3 文字です。したがって、以下を含むメッセージでは、「12」も「3」も索引付けされません:
-
12.3.456.987
その結果、「12」や「3」で検索しようとしても、メッセージは見つかりません。また、「22」や「32」のような短い文字列を他の検索語に追加しても、検索結果には影響しません。これらの短い文字列は事実上無視されます。「22」がメッセージに含まれていなくても、「22 456」で上記のメッセージの例が見つかります。
語幹処理 (ステミング) (ポーター法ステミング) も検索の動作に影響します。gloda は単語の「語幹」を索引付けするため、これはおそらく予期しない検索結果を引き起こす最も紛らわしいものです。以下の例はすべて「find」として索引付けされます:
-
find findsfinding
そして、これらの単語のいずれかを検索すると、それらの単語を含むすべてのメッセージが表示されます。
一つの語を検索する
検索ボックスに語を入力します。入力すると、入力した文字に一致する可能性のある候補 (入力した文字に一致するメールアドレスなど) がドロップダウンリストに表示されます。
複数の語を検索する
検索ボックスに複数の語を入力すると、Thunderbird は指定された各語が少なくとも 1 回出現するメッセージを検索します。複数の語を引用符で囲むと、Thunderbird はそれらの単語をフレーズとして検索します。つまり、検索結果には、検索フィールドで指定された順序ですべての単語が含まれるメッセージのみが含まれます。これら 2 種類の検索は組み合わせることができます。例えば、次のように入力すると:
converting “imap pop”
… Thunderbird は、“converting” という語と “imap pop” というフレーズを含むメールを検索します。
検索例
“new”、“Thunderbird”、“pages” という語を (引用符なしで) 検索します。結果には、各語が少なくとも 1 回出現するメッセージが含まれるはずです:
“new Thunderbird pages” というフレーズを検索します。結果には、フレーズ全体を含むメッセージが含まれるはずです:
これら 2 種類の検索を組み合わせることができます。例えば、“New Thunderbird” と “pages” で検索すると、“new Thunderbird” というフレーズと “pages” という単語を含むメッセージが返されます:
検索結果
検索結果は新しいタブに表示されます。左側には結果を分類するパネルがあり、例えば、特定の人との会話や特定のメールフォルダーに保存されているメッセージに含まれる語の数などが表示されます。
検索結果の絞り込み
左パネルの フィルター フィールドを使用して、元の検索で返されたメッセージを絞り込みます。“フォルダー”、“連絡先”、“アカウント” の下にある項目をクリックすると、メッセージがその項目を含まなければならない (または含んではいけない) かどうかを指定するオプションが表示されます。
例えば、“Thunderbird” AND “pages” で検索したとします。自分宛 のチェックボックスをクリックして、あなたが受信者であるメッセージを選択することで、検索結果を絞り込むことができます。次に、メッセージに関連付けられた特定の人やメールフォルダーを選択して (左パネルのテキストをクリックして)、結果をさらに絞り込むことができます。(フィルター条件から選択した人やメールフォルダーを削除するには、テキストを再度クリックします。)
検索結果を日付から分析し絞り込む
検索結果に含まれるメッセージの上にタイムラインが表示されます。タイムラインには、検索条件に一致するメッセージの数が時系列で表示されます。
いずれかの棒、または月、日、年のラベルをクリックして、表示される期間を変更します。
左パネルのフィルター条件のいずれかに (実際にフィルターを有効にせずに) マウスカーソルを合わせると、タイムラインの棒のより暗い領域に、その条件に関連するメッセージが送受信された時期が表示されます。
右上の棒グラフアイコンをクリックすると、タイムラインの表示を切り替えられます。
メッセージリスト
検索結果のメッセージをクリックして表示します。同じ件名の他のメッセージとともに、新しいタブで開かれます。元の検索は検索タブで変更されずに残るため、戻って検索を続けることができます。
メッセージリストが表示されたら、クイックフィルターのフィールドを使用してリスト内を検索できます。
迷惑メールと削除されたメッセージの検索
ごみ箱 と 迷惑メール フォルダーは、デフォルトでは検索されません。個々のフォルダーに対してこの動作を上書きできます:
- そのようなフォルダーを右クリックします。
- 開いたコンテキストメニューで をクリックします。
- このフォルダーのメッセージをグローバル検索の結果に含める の隣にあるチェックボックスをオンにします。
- をクリックします。