2022 年 4 月 5 日にリリースされた Thunderbird 91.8.0 では、Gmail アカウントの認証方式を OAuth 2.0 認証に変換し、Google へのログインで必須となる OAuth 2.0 に準拠します。この変更は、Google によって 必須 とされました。
最新のセキュリティ修正やその他の多くのバグ修正や改善のために、最新バージョンの Thunderbird にアップデートすることをお勧めします。しかし、自身の責任において 91.8.0 より前の古いバージョンの Thunderbird を使用し続ける場合、認証方法を OAuth2 に変更する必要があります。次の手順を使用して、認証方式が実際に OAuth2 に設定されていることをダブルチェックすることができます:
OAuth 2.0 を動作させるには、Cookie と JavaScript を有効にする必要があります。Thunderbird の設定で Cookie を拒否している場合、一部の Cookie はページ更新間にデータを保存するために承認する必要があるため、OAuth プロセスは失敗します。以下のいずれかの方法で、少なくとも一時的に Cookie を承諾する必要があります。
拒否した Cookie が原因の OAuth の失敗を避けたり正しくするには
まず、Thunderbird で一般の Cookie 設定を確認してください:
- > > > の順に進みます。
- サイトから送られてきた Cookie を保存する のチェックボックスを確認します。
サイトから送られてきた Cookie を保存する のチェックボックスがチェックされて いない 場合、以下のいずれかの手順に従った後、OAuth ログインプロセスを再度行ってください:
- Google からの Cookie を承諾する例外を作成する:
- ボタンをクリックして Cookie フィルター ダイアログを開きます。
- サイトのアドレス の入力ボックスに https://accounts.google.com と入力します。
- を選択し、 をクリックします。
- あるいは、すべて の Cookie を許可する:
- サイトから送られてきた Cookie を保存する のチェックマークをオンにします。
OAuth プロセスの終了後、再び Cookie を拒否できます - メールの送受信は Cookie を拒否しても動作します。しかし、すべての Cookie を拒否または例外を削除すると Gmail の OAuth トークンが期限切れになるときに OAuth ダイアログが表示され、必須 Cookie を許可するまで失敗しつづけます。
Cookie についての詳細は、Privacy panel - Remote content and cookie settings in Thunderbird の記事をご覧ください。
無効化された JavaScript による OAuth 障害を回避または修正するには
- > > >
- 設定名を検索 検索ボックスに以下をペーストします: javascript.allow.mailnews
- javascript.allow.mailnews の検索結果に false が表示された場合、右にある 切り替え
をクリックして設定を変更してください。
- 行末に true または を含む javascript.allow.mailnews 行が表示された場合、変更は必要ありません。
- javascript.allow.mailnews の検索結果に false が表示された場合、右にある 切り替え
正しい認証トークンが保存されているかどうかを確認するには
-
- アカウント認証が OAuth2 に設定され、OAuth ログインが成功している場合、フォームの各ユーザー名 (gmail アカウント) のエントリが表示されます。
> > > > の順に進みます。
- oauth://accounts.google.com (https://mail.google.com/ …)
- 注記: oauth エントリーは OAuth2 認証トークンであり、パスワードではありません。
- アカウント認証が OAuth2 に設定されていて、OAuth ログインが 成功しなかった 場合は、次のフォームのプロバイダーのパスワードエントリーを確認して削除してください:
- imap://imap.gmail.com (imap://imap.gmail.com)
- smtp://smtp.gmail.com (smtp://smtp.gmail.com)
まだ問題がある場合、Thunderbird のサポートで質問してください。