フィルター機能でメッセージを管理する
リビジョン情報
- リビジョン ID: 129917
- 作成日:
- 作成者: marsf
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リビジョンのソース
リビジョンの内容
メッセージフィルタを使うと、Thunderbird でメッセージを自動的に管理できます。フィルタは、メッセージをフォルダに移動したり、メッセージを削除したり、他のメールアドレスへ転送するなど、様々な機能を持っています。
フィルタを適用するタイミング
新着メールの受信時 (既定デフォルト で有効) ‐ このフィルタは、受信トレイ内の新着メールに適用されます。これは、Thunderbird が新着メールを迷惑メールに分類する前、または後のどちらかに適用できます。メッセージ本文のフィルタリングが難しい場合は、分類後に適用するとよいでしょう。
メール送信後 ‐ このフィルタは、送信したメールのみに適用されます。
メールのアーカイブ時 ‐ このフィルタは、メールに対して アーカイブ を選択した時、アーカイブ (保管) 操作に含まれるすべてのメールに適用されます。
フィルタは、メッセージフィルタ一覧の並び順に実行されます。ただし、この順番で実行できない場合は除きます。この場合、補足: フィルタ動作は異なる順で実行されます。 というメッセージと 実行順を見る のリンクが表示されます。このリンクをクリックすると、フィルタの実行順を確認できます。例えば、メッセージを別のフォルダへ移動するフィルタがあり、リストの後にメッセージに返信するフィルタがある場合、メッセージが別のフォルダへ移されているため、返信フィルタが動作しません。このような場合に、Thunderbird は実行する順番を変更し、移動フィルタの前に返信フィルタが実行されるようにします。
フィルタを適用するフォルダ
フィルタを手動で実行する場合、特定のフォルダに適用できます。自動実行では特定のフォルダを選択できません。
自動的に適用されるフィルタは、受信トレイのみに適用されます。ただし、アーカイブフィルタと送信フィルタは例外です。このアーカイブ操作と送信操作で実行されるフィルタは、その操作に含まれるメールのみに適用され、別の種類のフォルダには影響ありません。
新しいフィルタを作成する
- アプリケーションメニューボタン をクリックし、 を選択します。
- ボタンをクリックします。フィルタの設定 ダイアログボックスが表示されます。
- 「フィルタ名」の欄に、作成するフィルタの名前を入力してください。
- 「フィルタを適用するタイミング」の下の必要なオプションにチェックを入れてください。補足: 多くの場合、初期設定のと のオプションを変更する必要は無いでしょう。
- のドロップダウンメニューで、迷惑メール分類前に実行 と 迷惑メール分類後に実行 のどちらかを選択してください。
- フィルタ対象の プロパティ、一致基準、値 の各ルールを適切に設定してください:
- プロパティ は、「件名」や「差出人」など、フィルタ対象に指定するメッセージの要素です。
- 一致基準 は、プロパティが「次を含む」や「アドレス帳にある」など、対象を調べるための基準です。
- 値 は、メールアドレスやキーワードなど、基準を満たすための指定値です。
- 次に、メッセージに対する一つ以上の動作を指定します。補足: ルールを追加するには、右端のをクリックします。ルールを削除するには、削除するルールの ボタンをクリックします。
- すべてのルールを指定したら、 ボタンをクリックしてダイアログを閉じます。
- 新しいフィルタを受信済みのメッセージに適用したいときは、メッセージフィルタ ダイアログ下部の ボタンをクリックしてください。新着メッセージの受信時には、フィルタがすべての新着メッセージに対して自動的に適用されます。
フィルタ作成例
スターを付ける
ご自分の仕事用のドメインからのすべてのメッセージにスターを付けて受信トレイ内で目立たせたいときは、例えば、次のようにフィルタを作成してください:
- フィルタ名: 仕事用
- フィルタ条件: 「差出人」「に次を含む」「myworkplace.com」 (ドメイン名は差出人のメールアドレスに合わせます)
- フィルタ動作: 「メッセージにスターを付ける」
フォルダへ移動する
優先度の低いメッセージは別のフォルダへ移動して、受信トレイを整理したいことがあるでしょう。例えば、よく利用するお店からの宣伝メッセージを別のフォルダに分けたいときなどです。
はじめに、専用のフォルダを作成しておきます。
メニューをクリックし、 から を選択します。「宣伝」などの名前を付け、 ボタンをクリックしてください。次に、以下のようなフィルタを作成します:- フィルタ名: 宣伝メール
- フィルタ条件:
- 「差出人」「が次と一致する」「sales@software.biz」 (対象のメールアドレスを指定します)
- 「件名」「に次を含む」「値引きセール」
- 「差出人」「に次を含む」「お客様」
- フィルタ動作: 「メッセージ移動する」「(メールアカウント名) の 宣伝 フォルダ」
「いずれかの条件に一致」を選択したため、以下のいずれかの条件に一致するすべてのメッセージが、自動的に受信トレイの宣伝フォルダへ移動します:
- sales@software.biz から送信されたメッセージ
- 件名に「値引きセール」を含むメッセージ
- 差出人のアドレスや表示名に「お客様」が含まれるメッセージ (「お客様サービス」や「お客様サポート」など)