アクセシビリティサービスインジケーターとは何か?
Firefox のタブバーに表示される アイコンは、Firefox アクセシビリティサービスが有効になり使用中であることを知らせます。
アクセシビリティサービスとは何か?
Firefox アクセシビリティサービスは、Firefox に組み込まれた技術であり、同じ端末で実行されているサードパーティアプリケーションが、Firefox 内に表示されたウェブページのコンテンツを調査、監視、視覚化、変更できるようにするものです。
支援技術
身体的障がいのあるユーザー向けに Firefox に表示されたウェブコンテンツへのアクセスを提供するアプリケーションは、Firefox アクセシビリティサービスを有効にします。これは、Firefox アクセシビリティサービスの意図した使用方法です。
ウイルス対策またはマルウェア対策のブラウザープラグイン
"ブラウザー保護" と書かれたセキュリティ改善を促すものがありますが、これらの機能が Firefox やその他のブラウザーに対して有効なセキュリティを追加することは滅多にありません。多くは、設計やテストが十分に行われておらず、不注意にも Firefox に搭載されている効果的なセキュリティ機能を無効化することがあります。これらの機能は、Firefox のアップグレード中に問題を引き起こし、起動時にクラッシュしたり異常を起こしたりする原因となります。
Mozilla は、このようなアクセシビリティサービスの使用について、サポートや認可をしません。アンチウイルスベンダーとともに、これらのアクセシビリティサービスを利用する拡張機能を Firefox 拡張機能のメカニズムへ移行するよう努めています。
Mozilla は、これらの Firefox アクセシビリティサービスを有効にするようなウイルス対策機能は無効にすることを推奨しています。
企業や教育機関での監視とアクセス
企業向けのサインオン支援技術や著作権保護、従業員や生徒の監視、リモートデスクトップ技術を通したリモートアクセスは、Firefox アクセシビリティサービスをオンにします。
限られた用途のシェアウェアやフリーウェアアプリケーション
Firefox アクセシビリティサービスは、時折、ウェブブラウザーと対話して独特な役割を担うニッチなソフトウェアアプリケーションに使用されることがあります。例えば、ウェブページのフォーム自動入力、使用時間の追跡、メディア管理など。
Mozilla は、このようなアクセシビリティサービスの使用について、サポートや認可をしません。アプリケーションベンダーとともに、これらのアクセシビリティサービスを利用する拡張機能を Firefox 拡張機能のメカニズムへ移行するよう努めています。
Mozilla は、これらの Firefox アクセシビリティサービスを有効にするようなアプリケーションは無効にすることを推奨しています。
マルウェアとアドウェア
アクセシビリティサービスは、マルウェアに不正利用されることがあり、もし感染していると、ユーザーの動向を監視されたりウェブ上のユーザー情報へアクセスされたりする可能性があります。
端末がマルウェアに感染した疑いがある場合は、この問題を解決するため、適切なマルウェア対策ソフトウェア製品を購入して実行することを検討してください。
アクセシビリティサービスを有効化することによる影響は?
- Firefox アクセシビリティサービスは、Firefox のパフォーマンスを低下させることがあります。
- サードパーティ製のアプリケーションが、ユーザーのウェブ上の動向を監視する可能性があります。
- Firefox の安定性に影響する可能性があります。
アクセシビリティサービスのインジケーターが表示されている意味は?
サードパーティ製のアプリケーションが、Firefox アクセシビリティサービスを通してブラウザーへアクセスしています。これらのサービスが必要と思われるのであれば、どのソフトウェアがブラウザーにアクセスしているか調べてください。そうでない場合、アプリケーションをアンインストールするか、Firefox アクセシビリティサービスへのアクセスを無効にしてください。これができない場合は、Firefox 内で、Firefox アクセシビリティサービスを無効にすることを検討してください。
- アドレスバーに about:support と入力してください。トラブルシューティング情報のページが開きます。
- 「アクセシビリティ」セクションを見つけ、「アクセシビリティのインスタンス生成」の値を見てください。
- 空欄の場合、クライアント情報を受け取っていません。
- アプリケーションへのパスの場合、Firefox アクセシビリティサービスにアクセスしているプログラムの場所を示しています。
パス情報の例 | C:\Windows\System32\Magnify.exe |
- エンコードされた値の場合、(例えば: 'NVDA') これは、Firefox が既知のアプリケーションを検出したことを示します。以下のリストは、検出されたクライアントの一般的な値と説明です。
値 | 説明 |
'NVDA' | NVDA スクリーンリーダー |
'JAWS' | 互換性のあるバージョンの JAWS スクリーンリーダー |
'OLDJAWS' | 互換性のないバージョンの JAWS スクリーンリーダーが検出された |
アクセシビリティサービスを無効化すべきですか?
支援技術
その端末の利用者が、身体障がい者を支援するソフトウェアを使用して Firefox からウェブにアクセスしている場合は、Firefox アクセシビリティサービスを無効化しないでください。
ウイルス対策またはマルウェア対策のブラウザープラグイン
Firefox アクセシビリティサービスを有効化するウイルス対策ソフトウェア拡張機能を検出した場合、Mozilla はサードパーティソフトウェア機能を無効化することを推奨しています。無効化の設定オプションがない場合、Mozilla は、Firefox の中から Firefox アクセシビリティサービスを無効化することを推奨しています。
企業や教育機関の監視やアクセス
企業や教育機関のネットワークで使用しているユーザーは、Firefox アクセシビリティサービスの無効化について、管理者に問い合わせてください。
限られた用途のシェアウェアやフリーウェアアプリケーション
Firefox アクセシビリティサービスを有効化するサードパーティ製のデスクトップアプリケーションを検知し、Firefox が遅くなったり、パフォーマンスに関連する問題を体験した場合、Mozilla は、そのサードパーティ製アプリケーションを無効化するかアンインストールすることを推奨しています。無効化やアンインストールができない場合、Mozilla は、Firefox の中から Firefox アクセシビリティサービスを無効化することを推奨しています。
アクセシビリティサービスを無効にするには?
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画面上部にあるメニューバーで、 をクリックして、 を選択します。メニューボタン
をクリックして、 を選択します。メニューボタン
をクリックして、 を選択します。
- プライバシーとセキュリティ パネルを選択します。
- 許可設定 セクションへ移動します。
- アクセシビリティサービスによるブラウザーへのアクセスを止める にチェックを入れます。
- Firefox を再起動します。
- アドレスバー に about:config と入力し、EnterReturn キーを押します。
警告ページが表示されます。 をクリックし、about:config ページを開いてください。 - about:config ページ内で、{pref accessibility.force_disabled} の設定を検索します。
- accessibility.force_disabled 行の Value 列を確認します。
- 1 が設定されている場合、何もしません。
- 0 が設定されている場合、ダブルクリックして編集フィールドを開き、1 を入力して、青色のチェックマークボタンをクリックするか、Enter キーを押して更新を完了します。