前回のセッションの復元

Firefox は、アプリケーション終了時や予期せずに終了してしまった際に、前回終了時のウィンドウウインドウ やタブの状態を復元して開くことができます。この記事では、セッションの復元が行われる状況と、セッションの復元を有効にするための設定方法について説明します。

注記: セッションの復元機能は、Firefox を閉じる前に開いていたサイトのログイン状態も復元します。詳しい情報は、後述の プライバシーに関する注意事項 を参照してください。

セッションの復元ができる状況

Firefox のメニューから「以前のセッションを復元」を選択した場合

Firefox のメニューを使用して、前回のセッションのタブやウィンドウウインドウ が復元できます:

  1. ツールバーの右側にあるメニューボタン Fx89menuButton をクリックします。
  2. 履歴 をクリックして、以前のセッションを復元 を選択します。

    Fx101SessionRestore-ja

Firefox の更新後

ダウンロードした Firefox アプリケーションの更新を適用するには、Firefox を再起動しなければなりません。再起動するには、再起動して Firefox を更新 ボタンをクリックします。

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トラブルシューティングモードで再起動した後

Firefox の問題のトラブルシューティングを行うためにトラブルシューティングモードで再起動 した場合、タブとウィンドウウインドウ が再び開かれます。

ソフトウェアが予期せず終了した後

問題のあるウェブサイトを表示した場合やソフトウェアにエラーが発生した場合、コンピューターの電源が切れてしまった場合などの様々な予期しない理由によって、Firefox が正常終了されないことがあります。このような場合でも、Firefox ならアプリケーションの再起動時に、以前訪れていたページを復元することができます。 Firefox の再起動時に、セッションの復元 ページが表示されます。

Fx97RestoreSession

  • 復元したいウィンドウウインドウ やタブを選択し、セッションの復元 ボタンをクリックしてください。
  • 表示していたページに問題があり、すべてのウィンドウウインドウ とタブを復元すると再び Firefox にエラーが発生してしまう場合は、閉じる をクリックすることにより、前回表示していたウィンドウウインドウ やタブを開かずに Firefox を起動することができます。

起動時に前回のセッションを復元するように設定している場合

Firefox の起動時に、常に前回終了時のウィンドウウインドウ とタブを表示するように設定することができます。この起動時の設定を変更する方法は、下記の セッションの復元の設定 をご覧ください。

セッションの復元の設定

初期設定では、Firefox の起動時にウィンドウウインドウ が 1 つ開き、設定されたホームページ が表示されるようになっています。 Firefox 起動時に前回終了時のウィンドウウインドウ とタブを表示したい場合は、以下のように設定します:

  1. 画面上部のメニューバーで Firefox をクリックし、環境設定 を選択します。メニューボタン Fx89menuButton をクリックし、設定 を選択します。
  2. 一般 パネルを選択します。
  3. 起動 の下にある、前回のウィンドウウインドウ とタブを開く を選択します。
    Fx94settings-Startup
  4. 設定 ページを閉じてください。変更した設定は自動的に保存されます。

プライバシーに関する注意事項

セッションの復元は、前回終了時にログインしていたサイトのログイン状態が保持されます。もし、第三者があなたのコンピューターをあなたの後に利用した場合、これらのサイトに第三者もアクセスできてしまいます。この問題が気になる場合には、Firefox 起動時に前回終了時のウィンドウウインドウ とタブを表示する設定にしないでください。

前回終了時に Firefox が正常終了しなかった場合のセッションの復元機能についても、初期設定では有効ですが、無効にすることができます。これにより、Firefox が予期せずに終了した時や、ソフトウェアがクラッシュした後の起動時に、前回終了時の状態を復元することを防ぎます。

警告: 詳細設定を変更すると Firefox の安定性とセキュリティに影響を及ぼすことがあります。この設定変更は、上級ユーザのみ に推奨されます。

  1. アドレスバーabout:config と入力し、EnterReturn キーを押します。
    警告ページが表示されます。危険性を承知の上で使用する をクリックし、about:config ページを開いてください。
  2. 上部の 設定名を検索 ボックスに browser.sessionstore.resume_from_crash と入力してください。
  3. browser.sessionstore.resume_from_crash 設定の名前の隣にある 切り替え Fx71aboutconfig-ToggleButton ボタン をクリックし、値を false に設定してください。

トラブルシューティング

前回のセッションが正しく閉じられなかった場合

以前のセッションからタブやウィンドウウインドウ を復元するには、Firefox をメニューから終了してください: Firefox メニュー Fx89menuButton をクリックし、終了 を選択します。画面上部の Firefox メニューをクリックし、Firefox を終了 を選択します。Firefox メニュー Fx89menuButton をクリックし、終了 を選択します。 ウィンドウウインドウ やタブを 1 つずつ閉じてしまうと、Firefox を再起動した際に、最後に閉じたウィンドウウインドウ のみが復元されます。

設定が正しくない場合

他のセッション復元時の問題については、Firefox の設定を見直す必要があるかもしれません:

  1. 画面上部のメニューバーで Firefox をクリックし、環境設定 を選択します。メニューボタン Fx89menuButton をクリックし、設定 を選択します。
  2. プライバシーとセキュリティ パネルを選択します。
  3. 履歴 セクションで Firefox に のドロップダウンメニューが 履歴を記憶させる または 記憶させる履歴を詳細設定する に設定されているか確認してください。
    • Firefox記憶させる履歴を詳細設定する に設定した場合は、常にプライベートブラウジングモードチェックを外して ください。
    • Firefox記憶させる履歴を詳細設定する に設定し、Firefox の終了時に履歴を消去する にチェックを入れた場合は、設定 ボタンをクリックして 表示したページとダウンロードの履歴チェックを外して ください。
  4. 設定 ページを閉じてください。変更した設定は自動的に保存されます。



Session Restore (mozillaZine KB) の情報に基づく

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